ピアノ調律師の仕事
ピアノ調律師の仕事は、意外と知られていません。
調律師であるからには名の通りピアノの音律を正しく整えることはもちろんですが、そのほかにも重要な仕事があります。これは、正しく調律するために不可欠なことなのです。
・ 修理 −−− ピアノ全体をチェックし、修繕が必要な箇所を見つけ直したり、部品を交換したりすることです。
・ 整調 −−− 特に鍵盤部、アクション部の動きの乱れや不揃いを調整します。
この乱れはタッチに大きな影響がありますので、大変重要な作業です。
・ 整音 −−− 音色を奏者の好みによって変えることができます。また、音色のばらつきを直すこともできます。
たとえ定期的に調律しているピアノでも、内部で何が起こっているか分かりません。
また、しばらく弾いていないピアノは、知らないうちに虫（ゴキブリなど）やネズミが生息していたり、布やフェルトで作られた部品などを壊したりしていることもあります。
ピアノは高価で貴重な財産です。大切にしたいですね。